海外PL保険｜PL保険ドットコム
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ビジネスのグローバル化により、世界中に製品が流通している今、ＰＬ訴訟はどこで起こされるか全く予測できない状況にあります。 海外ＰＬ保険は、製造・販売し輸出した製品が原因で発生した事故による賠償責任リスクを補償する保険です。 |
海外PL保険のポイント
訴訟が提起された場合、提携する海外弁護士などのネットワークを活用し、保険会社が事故対応にあたります。
日本では、賠償事故において、保険会社が訴訟対応を行うことについて制限がありますが、ＰＬ訴訟の大国であるアメリカ をはじめ、海外では、保険会社が直接訴訟対応を行うことができます。
法律・商慣習の異なる海外では、日本の常識がそのまま通用するとは限りません。
そこで、万一の事故においても保険会社の豊富な経験とネットワークを活用できる海外ＰＬ保険が力を発揮します
三井住友海上の海外PL保険概要
保険の特色
- 海外ＰＬクレームに対応するため英文保険約款を使用しています。
- ＰＬクレームに巻き込まれた場合、引受保険会社は、貴社に代わって、経験豊かなクレームエージェント、弁護士等を手配し、的確な防御対応を行います。
海外生産物賠償責任保険では、被害者からの損害賠償請求や訴訟に対して、貴社（補償の対象者）を防御する権利と義務が当社にあります。引受保険会社が防御対応を行うことによって、損害賠償請求事件の対応における困難さを軽減し、訴訟手続等を着実に実 施します。なお、当社の防御対応のため、貴社に必要書類の提出、証人としての証言録取や裁判時の出廷等のご協力をいただくことになります。
対象となる損害
貴社が製造・販売された輸出品（対象生産物）の欠陥・瑕疵（かし）に起因する
「身体障害」※１
「物的損害」※２
につき、貴社が法律上の損害賠償責任を負担した場合に被る損害に対して保険金をお支払いします。
※１：負傷、疾病およびこれらに起因する死亡・後遺障害をいいます。精神的ショックや名誉き損等は身体障害に含みません。
※２：対象生産物以外の財物（有体物）に対する物理的損害およびこれらに起因するその財物の使用不能損害をいいます。また、偶然な事故に起因して発生した物理的損害を伴わないその財物の使用不能損害を含みます
損害賠償金
輸出品に起因して生じた他人の「身体障害」や「物的損害」について、被保険者※が法律上の損害賠償責任を負担することによって被る損害に対する保険金。引受保険会社は貴社に代わって防御対応を行うため、通常は当社から直接被害者側に支払います。
訴訟解決の為の諸費用
- 緊急措置費用
身体障害事故が発生した場合の応急手当の費用。 - 争訟費用
弁護士報酬等の訴訟・示談費用。
損害賠償請求により保険金（損害賠償金）が支払われる可能性があれば、貴社の法律上の損害賠償
義務の有無に関わらず引受保険会社は防御対応します。結果として法律上の損害賠償義務が無かった（貴社の勝訴等）場合であってもお支払いします。 - 解決協力費用
貴社が訴訟の防御等で引受保険会社にご協力いただくために要した費用。１日につきUS$２５を限度とします。 - 上訴ボンド・差押解除ボンド
訴訟において要求されるボンド保証料。
保険金をお支払いできない主な場合
- 戦争、内乱、暴動等に起因する損害賠償責任
- 核物質からなる危険物に起因する損害賠償責任
- 地震、噴火またはその結果生じる津波に起因する損害賠償責任
- 罰金、違約金、懲罰的賠償金※、倍額賠償金等
※懲罰的賠償金：加害者に対しての制裁として賠償金の上乗せを認める制度です。米国などで採用されてお り、PLクレームでも懲罰的賠償金が課される可能性があります。懲罰的賠償金は加害者（企業）の安全性を省みない営業至上主義に対する制裁などの意味合い があります。なお、懲罰的賠償金は日本では認められていません。 - 保険の対象となる生産物に含まれるアスベストに起因する損害賠償責任
- 対象生産物自体の損害
貴社の製造・販売した輸出品（対象生産物）自体に生じた損害。 - 欠陥またはその疑いのある対象生産物の回収・検査・修理・交換に要する費用およびこれらに起因する損害賠償責任
- 不良完成品・不良製造品（加工品）の損害
不良完成品損害：対象生産物が組み込まれるなどした財物に発生した物的損害。
（例）対象生産物＝「香料」、対象生産物が組み込まれるなどした財物＝「チョコレート」
不良製造品（加工品）損害：対象生産物よって製造された財物に発生した物的損害
（例）対象生産物＝「射出成形機」、対象生産物によって製造された財物＝「プラスチック容器」
★不良完成品・不良製造品（加工品）の損害については、割増保険料をいただき、「不良完成品損害限定補償特約」または「不良製造品・加工品損害限定補償特 約」をセットすることでお支払いの対象とすることができます。お支払いの対象とした場合には、発生した不良完成品・不良製造品（加工品）の時価額を限度に 保険金をお支払いします。なお、間接損害（使用不能損害等）については保険金のお支払いの対象となりません。 - 契約により加重された損害賠償責任 等
支払限度額
●支払限度額とは、保険金をお支払いする限度額をいいます。
●標準契約プランでは、身体障害・物的損害事故共通の
「１事故あたり支払限度額」＝「保険期間中の総支払限度額」を設定します。
支払限度額は以下の中から選択いただきます。
- 北米向け輸出製品を対象とする場合： ２億円３億円のいずれか
- 北米向け輸出製品を対象としない場合： １億円２億円３億円のいずれか
（北米では損害賠償金以外の弁護士報酬等の防御対応に要する費用が高額になることが多く1億円を使い切ってしまう可能性があるため、支払限度額1億円の設定は行わないこととしております。）
●支払限度額は損害賠償金と争訟解決のための諸費用を合わせた限度額です。保険金のお支払額がこの支払限度額に達した場合、その後の事故について保険金を お支払いできなくなります。また、その時点で防御対応している事故についてもその後の防御対応ができなくなることになりますので、十分注意して支払限度額 を設定してください。
保険適用地域
●標準契約プランでは「全世界（日本を除く）」を保険適用地域として設定します。
日本を除く全世界にて生じた身体障害・物的損害がお支払いの対象となります。
このページは海外PL保険の概要/一般例等を説明したページです。
この保険の詳細、具体的なお見積りは以下の問合せフォームよりお気軽にご連絡ください。
このホームページの情報は、当該商品のパンフレットの付属資料としてご覧いただくものです。
ご検討にあたっては、必ず説明を受け重要事項説明書類・当該商品のパンフレット・約款をあわせて
ご覧ください。このホームページの情報は、企業・法人様向けの情報とさせて頂いており、
新規のご説明・ご契約には、十分にご説明をさせて頂きます。
なお、有限会社山下保険企画は三井住友海上火災保険㈱の保険商品もお取り扱いしていますが、ホームページ上では三井住友海上の商品説明を行っていません。
ご興味のある方は別途お問い合わせください。
ご契約の手続きやご不明な点は、各保険会社および法人保険ドットコム運営会社までお問合せ下さい。
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